情景に思いを馳せるフェルメール(1)

ヨハネス・フェルメール

オランダ(ネーデルランド)の1600年代のバロック期の画家です

国内外問わずとても人気が高いので

フェルメール作品を一度は見たことがあるかと思います

 

しかし、フェルメール本人や作品についての記録が少ないこと

作品数も現存しているもので30数点ととても少ないこともあり

謎多き画家としても知られています



フェルメールの魅力は多すぎて書ききれないくらいあります!

それなので要点を絞ってまとめてみました!

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絵画芸術(画家のアトリエ・画家の寓意)




フェルメール作品の魅力その1

 

人の生活を覗き見ているような感覚

 

フェルメール作品で一番多いのが風俗画です

人々の生活などを描いた作品です



その作品の多くは

その人の一場面を「私達が覗き見している」ような

そんな不思議な感覚にさせる絵が多いです

 

実際、絵の両縁に壁や仕切のカーテンが描かれていて部屋の外側から覗いているような作品が多いです



その覗いている先でその人たちは何をしているのでしょう

 

「恋文」などは実際のその人たちの会話まで聞こえてきそうです

何を言っているのか作品を見ながら考えちゃいます

 

 

「奥様あの人から手紙が来ていますよ」

「え?誰のこと?」

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恋文




フェルメールの魅力その2

 

少女達の視線

 

もっとも有名な作品の一つ

真珠の耳飾りの少女

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真珠の耳飾りの少女



フェルメール作品の中では人物のみが描かれた作品は2点(3点?)のみ

そのうちの一点です

モデルは不明

 

青いターバンが特徴的です

ラピスラズリを原料としたウルトラマリンという青い顔料です

フェルメールが多用しており「フェルメール・ブルー」と呼ばれたりもします

当時のこの顔料はとても高価で金より価値があったそうです

フェルメールは貧しいにもかかわらず、このブルーを惜しげもなく使用しています



このブルーとイエローとの調和はとても美しいです



そして何よりあの引き込まれるような瞳と唇

一度目が合ったら、そらせなくなるような抗いがたい魅力

一点を見つめる瞳

少し開いた濡れた唇

 

この少女は何を想っているのだろうか何を感じているのだろうか

永遠と考えさせられます




フェルメールの魅力その3

 

光の粒子

 

真珠の耳飾りの少女」の魅力を最大限引き出しているのが

「光の粒子」です

フェルメールのすごいところは光を”つぶ”粒子として捉えて描いているところです

ポワンティエという技法です

 

一番わかり易いのは少女の瞳にある白い点です

これは、目の角膜がライトを反射したときの光を白いつぶで表現したものですが



光の粒子を描くことでより写実的で実際にそこに少女が存在しているかのような

臨場感があるのです

現在の少女マンガの瞳のキラキラした表現は

この少女の目の表現が原型とも言われています



この光の粒子を効果的に多用した絵が

「牛乳を注ぐ女」です

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牛乳を注ぐ女



一番の注目点は”パン”です

よーくみるとこのパンは光のつぶだけで表現されています

当時の絵画表現としてはこれもなかなかないのではと思います

 

その他にもこの絵には光の粒子を多用することで

パンの質感、牛乳の粘度、布の生地の質感などより臨場感のある表現になっています

 



次回はフェルメールの魅力の続きです!

 

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

hiro_ame