ここも何度も訪れている綺麗で素晴らしい美術館です
今回の目的は《曜変天目》茶碗
茶器には詳しくない私でもこの茶碗は知っていて
いつか本物が観たいと思ってました
南宋時代(1100~1200年代)の中国で制作されたと思われ、現存するのは4点
すべて日本にあります
今回観たのは、静嘉堂文庫に収蔵されている1点、国宝
この茶碗は三代将軍徳川家光の時代にやってきたと言われる一品
これを数年前にテレビで観たときにあまりの美しさにビックリしました
そして、今回初めて本物とご対面
…..息を呑む見事さ
宇宙そのものです
吸い込まれそうなほど美しく魅了されて惚れ惚れして長時間じっと眺めていました
この茶碗の美しさを再現しようと何十年も研究がなされています
使用する釉薬などの材料(釉薬だけで何千種類もあるそうです!)、焼き時間、繊細な温度管理など信じられない時間と労力を使った研究努力の末
数百個に1個成功するかというくらいの難しさとのこと
まさに奇跡の一品
今回の企画展は
古い書物や陶磁器、黒田清輝の油絵など
三菱が所蔵している他のお宝もとっても素晴らしかったです
個人的はリグ・ヴェーダの英訳本とチベット大蔵経写本に感動してました
そして、美術館のカフェには大体企画展のタイアップランチやデザートがあります
とても美味しかった(*´ω`*)
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!