棟方志功は「世界のムナカタ」と呼ばれていたほどの
世界的にも有名な版画家です
棟方は仏画を多く残しています
私の大好きな作品
「二菩薩釈迦十大弟子」
思わず手を合わせたくなるような
神聖さ力強さ静謐さを感じます
これを観ることができた有り難さ
棟方は極度の近視のため作品を制作するのに
板に顔くっつけて木を彫るスタイルが有名です
棟方志功の制作現場を映像で観たことがありますが
見えているの?というくらい
板に顔をぴったり近づけて一心不乱に彫っていました
私はそれを観たときに本当に神懸っているような雰囲気を感じてビックリしました!
顔をぴったりつけて、木を彫るスピードがとんでもなく速いのです!
木を彫っているというより
木の中にあるもともといる菩薩や弟子たちを
余計な部分を取り除いていって出現させている作業のような
とても神聖な儀式のように感じます
この「二菩薩釈迦十大弟子」は下書きなしにすべてを一週間で彫り終えたそうで
それだけでも神がかった驚異的スピードに驚きます
棟方の作品はどれも非常に強いエネルギーを感じます
色彩感覚、ダイナミックな構図、仏画の躍動感
どれをとっても圧倒されるような素晴らしい作品ばかりです!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!