hiro_ame’s blog

美術マニアで科学と宗教を学ぶのが大好きな絵描き。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

安心感を与えるミレー2

ミレーといえば「落ち穂拾い」がとても有名です それともう一つ ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」 この作品の右奥に教会が描かれており そこで夕刻の鐘の音とともに農民が手を休めて 「主の御使い(アンジェラス・ドミニ)」で始まる祈りを捧げる様子を描…

安心感を与えるミレー1

ジャン=フランソワ・ミレーは1800年代のバルビゾン派の画家です バルビゾン派はフランスのバルビゾン村に集まった芸術家の運動で 主に自然の風景や農民を写実的に描いた人たちです そのリーダー核のミレーはゴッホやダリなど後世の画家達にとても愛され 多く…

鬼気迫る愛国心のミュシャ

ミュシャというと前回書いたポスター作家としてのミュシャ という印象が強いのではと思います もちろんそれもミュシャの一面ですが ミュシャはある時期からポスター作家を辞めています それからのミュシャは自国チェコとスラブ民族の伝承・神話・歴史を絵に…

線の魔術師ミュシャ

アルフォンス・ミュシャはチェコ出身の アール・ヌーヴォーの時代のポスター作家であり画家です 多くの会社の広告ポスターを制作しています 今でも色褪せない素晴らしいポスターです アーチ型の窓に静止した女性、周りの装飾、上下の文字 これがミュシャのポ…

「手」というモチーフ

「手」は一番身近で重要なモチーフだと思います 私も手を描くときは重要ではない部分だとしてもとても気を使います 千手観音の一つ一つの手もそれぞれ重要な意味があるように 手というのは、制作者の何か訴えや表現が 現れていることがよくあり、とても強い…

近現代を楽しめる東京国立近代美術館

「東京国立近代美術館」 皇居の敷地内にある大きな美術館で 日本で初めて常設展示を行った所です 美術の歴史のなかで近代というと だいたい1860年代から1970年代くらい明治~昭和初期を指します それ以降は現代美術といいます その時代の主に日本の美術品、…

世界遺産になった美術館

上野には美術館がたくさんあります 私が上野に通うようになってずいぶん時間が経ちました その中で一番のお気に入りの美術館 「国立西洋美術館」について 私が一番通っている美術館です (私はここを勝手に「ホーム」と読んでいます!) 名前の通り西洋美術…