皇居の敷地内にある大きな美術館で
日本で初めて常設展示を行った所です
美術の歴史のなかで近代というと
だいたい1860年代から1970年代くらい明治~昭和初期を指します
それ以降は現代美術といいます
その時代の主に日本の美術品、工芸品を収蔵しています
日本の宝となる作品が多く重要文化財も多数展示されています
それ以外にも美術の教科書に載っているような有名作品もいくつも常設展示されていま
す
これは私の見解ですが
日本の近代美術はこれまでの日本画の他に
日本人が油絵を確立し”洋画”となりヨーロッパへ留学し
日本独自の洋画技術を模索していた時期なのではと思います
同時に日本画の技術も素晴らしいものがあります
この美術館はその近代~現代の日本画、洋画を展示している美術館で
企画展ももちろんですが
とにかく常設展示が広い!!
1~4階まで時代ごとに展示され盛り沢山!
1日中楽しめてしまう!
関根正二、岸田劉生、東山魁夷、横山大観、上村松園、竹内栖鳳、高村光太郎、梅原
龍三郎、川瀬巴水
などなど
あまり一般には知られていないかもしれませんが
どれも素晴らしい作品ばかりです
個人的には私の大好きな横山大観の「生々流転」を収蔵している美術館で
数年に1回定期的に展示してます
「生々流転」は
水の一生を描いた40.7mにもおよぶ水墨画の超大作です
山間の雲からできる水の雫が地に落ちて渓流になり、大河となって
海に流れ、竜巻となり、龍になって天に登る
何度見ても圧巻の作品です!
さらに歩いて数分のところに工芸館もあります
私は工芸はあまり詳しくないので割愛
ただ建築自体も重要文化財となっていることもあり
建物や内装が素敵です
しかしなんと、工芸館は2020年2月28日をもって終了し
石川県に移転するようです
とても残念!!
美術館のほうはそのまま継続とのことなので
ぜひ近現代美術の素晴らしさに触れてみてください!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!