hiro_ame’s blog

美術マニアで科学と宗教を学ぶのが大好きな絵描き。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

幻想的で荘厳なモロー(2)

前回はモローの「出現」について 主人公サロメの背景、物語と絵の違いについて書きました では、なぜモローはこのような表現の「サロメ」を描いたのだろう? モローは象徴主義の画家です 象徴主義とは 「目には見えない人間の内面や観念などを象徴的に表現す…

幻想的で荘厳なモロー(1)

私の大好きな画家の一人 ギュスターヴ・モロー 代表作「出現」 この作品を理解するには知識が必要かもしれません これは聖書や福音書の中の有名な一場面です 古代パレスチナの領主ヘロデ王は近親婚の不道徳をヨハネに責められ ヨハネを憎辛く思っていました …

情景に思いを馳せるフェルメール(2)

今回も引き続きフェルメールの魅力について書いてみました ☆フェルメールの魅力その4 徹底した画面構成力 前述した「牛乳を注ぐ女」はその典型例です とにかく構図が素晴らしい! 牛乳を注ぐ女 牛乳が流れている部分を軸として 左側は食器やパンなど多くの…

情景に思いを馳せるフェルメール(1)

ヨハネス・フェルメール オランダ(ネーデルランド)の1600年代のバロック期の画家です 国内外問わずとても人気が高いので フェルメール作品を一度は見たことがあるかと思います しかし、フェルメール本人や作品についての記録が少ないこと 作品数も現存して…

モーゼスおばあちゃんの生き方

私が尊敬してやまないひとり アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860-1961) この方はアメリカ人なら誰でも知ってる有名なおばあちゃん 愛情を込めて「グランマ・モーゼス」と呼ばれています アメリカ東部の農家の主婦さんです 日々、主婦として母と…

山下清の超絶技巧

山下清さんはちぎり絵をたくさん残しています この人は幼少期の病気が原因で言語障害、知的障害の後遺症が残り 施設にいました 施設でちぎり絵を行っていました その素晴らしい作品を医師が見て、作品が世に出ました ある程度年代上の人だと 「裸の大将」と…

いわさきちひろの子どもたち(2)

いわさきちひろさんと言われて出てくるのが 私の大好きな本『窓ぎわのトットちゃん』 黒柳徹子さんの幼少期の話を物語にした内容です 挿絵にいわさきちひろさんの絵が使われています 内容も挿絵もとても大好き 無邪気な子ども達の日常のいろんなお話 徹子さ…

いわさきちひろの子どもたち(1)

いわさきちひろさん 水彩画、絵本作家さんです この人の絵を初めて見た時、水の魔術師だ!と感じました とにかく水の扱いが素晴らしい!! 水のぼかしと滲み技法 この描き方、出来そうでなかなか難しいのです。。。 水を薄く塗ればすぐ乾く、多くすれば水が…

はじめまして

はじめまして ブログを開設しましたhiro_ameです ここでは、自分の趣味についてを主に書いていこうと思っています 好きなことは 絵を描くこと(水彩、パステル、油彩、鉛筆、PCなどなど) 美術館巡り 旅行 宗教 読書 音楽(聴くのみ) 空、自然を見る などな…