絵画、特に西洋絵画となると「よくわからない」「高尚だ」
という方をよく聞きます。
なぜそんなに敷居が高そうに見えるのか。
その一因にその絵画の背景などがわからないからということもあるかと思います。
特に宗教画などは聖書などが分からない日本人にとって更に馴染みが薄く
私の大好きなティツィアーノやレンブラントなどは名前も聞いたことがないかもしれません。
私は家族が無宗教にもかかわらず小さい頃から聖書や神話などを読むのが好きという変わった子で、特にギリシャ神話をよく読んでいました。
初めて上野の国立西洋美術館に行ったとき、聖書やギリシャ神話を知っていたため宗教画を前にして
「なるほど、この絵はあの話の情景を描いているのか」と自分の知っていることが絵になっていることに嬉しさとワクワクを感じながら絵を鑑賞したのを覚えています。
それから、宗教画から神話の話のどの部分が描かれているのか、どれだけ詳細に描かれているのかを推理するように絵画を見るというのがとても面白いのです!
登場人物が何を持っているのか、どのように描かれているのか
例えば、アダムとイブの話ならイブはリンゴを持っているか、イブを騙した蛇はどのように描かれているか、アダムはどんな表情や感情を現しているのかなどなど
それを踏まえて鑑賞するとどんどんその世界にのめり込んで私は西洋絵画が大好きになりました!
そこで、次回から「神話の中の作品たち」と題して
ギリシャ神話の世界を描いた絵画たちを紹介していきます!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!