神話の中の作品たち第3回目です
2.ゼウスにまつわる女性たち
ギリシャ神話の神々のトップは全知全能の神ゼウスです
ゼウスの話はとても多いです
ゼウスはヘラという奥さんがいながらとっても浮気性で多くの女性をゲットしています
その方法は
白鳥になる!
牛になる!
黄金の雨になる!
神様なんで何でも有り!
湖で白鳥と戯れる美女レダには白鳥になって近づく。その一場面。
ダ・ヴィンチが描いています
曲線がとても綺麗です
エウロペの場合は牛になってエウロペを背に乗せて脱兎のごとく逃げる!
逃げた先の地をエウロペ(Europe)の名前をとってヨーロッパ(Europa)の語源となりました
どんだけ走ったんだ?
この場面現実に想像すると面白い
ゼウスが変身した牛は星座の牡牛座の由来になりました
(余談ですが、ギリシャ神話の登場人物から星座になった人物はたくさんいます
星座という観点からもギリシャ神話を読み解くこともとても面白いです)
ゼウスは黄金の雨にもなっちゃいました
ダナエの父親は自分の孫に殺されるという神託(予言)を受け
娘を男と会わせないよう塔に幽閉してしまいました
ダナエに目をつけたゼウスは塔の中に黄金の雨になってダナエの上に降り
なんと触れただけでダナエ懐妊!
そこで生まれた子どもが英雄ペルセウスとなるのですが
その黄金の雨が降る場面です
黄金といえばクリムトのダナエも有名です
ダナエがとても官能的
ゼウスと女性たちの話にはだいたいゼウスの妻ヘラが嫉妬して女性やその子どもたちに嫌がらせをしています
そこで色々な話が展開されていくのですが
それにしてもギリシャ神話の神々は浮気したり嫉妬したり人間以上に人間臭いです
そこがこの神話の面白さでもあります
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!