仙厓義梵(せんがい きぼん)
この方は絵師ではなく江戸時代後期の禅僧のお坊さんです
お坊さんも説法などの目的で絵を描いていたりします
禅の教えを絵にしたのが「禅画」というものです
たまに床の間にダルマ禅僧や『◯』が飾られているのを見たりしますがそれが禅画です
そのなかでも仙厓という禅僧の作品はとっても素晴らしく可愛くユルいのです!
私が一瞬で惚れた作品
可愛すぎです!
まるで子供が描いたようなワンちゃんですが
とにかく愛らしい♡♡
仙厓さんの作品は誰でも描けそうで
実はなかなか描けません
迷いのない線、それでいて絶妙に崩したフォルム
気の抜けた線から見えてくる愛らしさと無邪気さ
すごいです!!
これなら描けるかな?と思って
展覧会から帰ってきてすぐ真似して描いてみましたが
全然描けない(T-T)!
この可愛いユルい線は全然ユルくなかった!
そしてこれらはあくまで禅画。例えば
《指月布袋画賛》
月を指さす布袋の絵。月は悟りを、指は悟りを開くための経文を現し「指だけを見ていても悟りは得られない」でも月は描かれておらず、悟りは自分で見つけるものとも考えられる。
考えれば考えるほど深く面白い禅画の世界
《◯△□》はどういう意味なのか解釈は様々です
この作品を仏教学者の鈴木大拙さんは「The Universe」と自著で紹介
どういう意味なのかを想像するもの楽しいです
でも私は仙厓さんの禅画を見ていると
物事の本質や禅問答を考えることも重要だけど
真面目になりすぎずもっともっとユルく楽しくいこうよ♪
と言われているようにも想いました
仙厓さんの画は見れば見るほど楽しくて可愛ユルい♡
見ているこちらまでニッコリ笑顔になれる優しい世界♡
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!