hiro_ame’s blog

美術マニアで科学と宗教を学ぶのが大好きな絵描き。

奇想の伊藤若冲②

今回も引き続き伊藤若冲の素晴らしさについて!

続きです

 

伊藤若冲の魅力2

ユーモラスな動物たち

 

あんなに超写実にかっこいい絵を描いている若冲さん

その反面これは同じ人?

と思えるくらいとってもデフォルメされた可愛いい動物たちも描いているのです

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思わずクスッと笑ってしまいそうなユーモラスな表情

 

この龍アゴ外れないのかな。。。

 

当時の虎や象は本物を観ることができなかったため、異国の書物や絵などを参考に

描いたと言われますが

若冲の象もそうだったのでしょうかね

それにしてもなんとも可愛い💕💕

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あれだけの色鮮やかな色彩と写実をしていながらこんなのも描いてしまう!

素敵です!



伊藤若冲の魅力3

これは仏画なの?

《果蔬涅槃図》(かそねはんず)

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なんと大根が横たわっている絵です

涅槃図とは釈迦が入滅(亡くなる事)した時の様子を描いたものです

これもなんとも可愛い画です

 

釈迦が入滅されたことを「涅槃に入る」ということから涅槃図といいます

 

通常は釈迦が横たわっている画なのですが

若冲は代わりに大根を描きました

釈迦の周りにいる弟子たちも野菜たち

一見観ると野菜の絵のように思いますね

 

それを涅槃図にするということは

飢饉の多かったこの時代、野菜の大切さ重要性をいっているのか

 

若冲の幸福への祈りののようにも感じます

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!