エコール・ド・パリとは「パリ派」という意味です
これは、狩野派のような流派や印象派のような芸術運動ではありません
20世紀前半、1920年代、第一次世界大戦後の開放感と好景気で熱狂していたパリに集まった画家、詩人、作家、写真家などの芸術家たちのことを指しますが定義はかなり曖昧です
映画「ムーラン・ルージュ」はご覧になったことありますか?
まさにあの様なパリ中が熱狂しており酒と麻薬に溺れた「狂乱の時代」と呼ばれていました
この頃にヨーロッパ各地、ロシア、アメリカ、日本など世界中から、まだ貧しく若い芸術家たちがパリのモンマルトル、モンパルナスの集合住宅や共同アトリエに集まり、自身の芸術の追求していました
エコール・ド・パリの凄さはその芸術家の多さと今では有名な芸術家がパリに集中していたことです
まさに夢の共演!黄金時代!
この時期にパリにいた画家は
モディリアーニ、シャガール、スーティン、パスキン、キスリング、ピカソ、ジャン・コクトー、マティス、ゴッホ、ジョルジュ・ブラック、ルノワール、マネ、ドガ、ユトリロ、ロートレック、スタンラン、マリー・ローランサン、藤田嗣治、フェルナン・レジェ、ジャコメッティ、デュシャン...etc
まだまだいっぱいいます!
(上記には一般的にエコール・ド・パリを指さない画家も一部含まれています)
この芸術家コミュニティーはすごすぎ!
エコール・ド・パリの面白さは世界中の誰でも受け入れていたこと、どんな国籍だろうとどんな芸術スタイルを持っていようと、フランス語が話せなくても
独創性のあるどんな変人でも受け入れて、初めて来た人でも初日の一晩で知り合いになれる
そんなの時期です
これらの芸術家が毎日どんな話をしていたのかを想像すると
是非私も加わりたい!と羨ましく思います✨✨
次回からはエコール・ド・パリの代表画家を取り上げていきます
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!