hiro_ame’s blog

美術マニアで科学と宗教を学ぶのが大好きな絵描き。

モネの観ていた世界


クロード・モネ

印象派の画家です。

有名作品は「睡蓮」

モネは睡蓮の連作をとても多く描いています。

 

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晩年はジヴェルニーという土地に移り住み

とても広大な睡蓮の池と庭をつくりそこで絵を描いていました

当時のジャポニズムの風潮もありモネも日本文化が大好きで

睡蓮の池には日本の太鼓橋も架けています。

 

モネの「睡蓮」には言葉はいりません。

本当に美しいです。惚れ惚れします。

見ているだけで癒やしです。

 

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モネの作品を観ていていつも私が不思議に思うのは

モネも目には何がどう見えているのだろうか??

 

モネはパレットで絵の具を混ぜるのではなく複数の色の絵の具をキャンバスに

のせてそこで色をなじませていくという手法をとっています

そのためモネの作品を近くで見ると

筆の荒い筆致で色んな色が乱雑に?のせてあるのがわかります。

 

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近くで見ると色がいっぱいのせてあるだけの絵なのですが

これを遠くから見ると

とてもきれいな睡蓮がそこにあります。

人間の目と脳の不思議です。

 

描いているモネは近くでキャンバスを観て描いているはずなのに

なぜ遠くから見るとあんなにきれいな睡蓮があるように描けるのか

 

もちろん描いては離れて見てみて、を何度も繰り返しているんでしょうが

それにしたって不思議。

人間の目と脳というのは面白くて、絵を遠くで見れば見るほど

脳が補正処理をするのでとてもきれいな睡蓮が見えてきます。

そのため、私は絵を観る時は必ず近くと離れて、を何度も繰り返しながら観ます。

 

フランスのジヴェルニーの庭と睡蓮の超大作があるオランジェリー美術館も

行きたい場所です



モネが見ていた世界はどんなだったんだろうかと

睡蓮を見ながら今日も想いを馳せて

 

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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!